三木市剣道連盟ブログ

三木市剣道連盟のページにようこそ   このブログでは、私たち三木市剣道連盟の主催行事の案内、各種大会の結果、定期稽古会や合同稽古の日程、その他剣道に関するさまざまな最新の情報をお届けします。

ご昇段おめでとうございます 

平成30年度、三木市剣道連盟の会員3名が見事六段にご昇段されました。おめでとうございます。

昇段者の喜びの声を紹介します。

小林 統一さん
 相変わらず緊張する。15年ぶりの昇段審査。藤田敏彦先生の車に同乗させていただき、快適に会場に到着。ここ15年、仕事の関係で、年に一、二度市民大会、別所公の合同稽古で子供相手にする程度。神澤正輝先生に会うたび六段を受けなさいと言われ続けていました。 

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昨年12月に定年退職、1月から本格的に稽古を再開することに。三木中央少年剣道教室の寒稽古から、寒さに体が動かない、これは無理をしないで子供相手の稽古に徹しよう。四月の審査会に向けてスケジュールを立て、1月は子供としかしない、2月から森下哲次先生、西岡伸泰先生、戸田明儀先生、藤田敏彦先生、小紫達矢先生方と稽古。それに併せて形稽古を始めるが、全くダメで、各先生方に指導していただいた。
 審査会前日に紫雲館に行き、神澤正輝先生に「我慢しろ」と。このことは西岡伸泰先生にも何回も言われていました。
 小椋治朗先生、田畑修先生には構え、着装について指導を受けました。
 審査当日、緊張しながら待っていると、他の受験者が係の人に「蹲踞(そんきょ)ができないのですが、いいですか。」と確認すると「大丈夫です。」と返事。これを聞いて、私も膝が悪く蹲踞がしにくかったので、気持ちが楽になりました。
 最初の立ち合い、心掛けた事は、ただ一つ我慢して攻めて、攻めて、攻め続ける。ここぞと面に跳び、相手の面を割った手ごたえは十分。後、何を打ったのかほとんど記憶にありません。平成30年4月29日、京都での六段合格。
 各先生方、中央の子供たち、本当にありがとうございました。

皆様に感謝  小紫 達矢さん

 

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平成30年8月26日福岡市民体育館にて実施されました剣道六段審査会にて合格することができました。
 昨年の8月から受審が可能になり、今回は3回目の受審でした。「打って勝つな。勝って打て」と言う言葉があります。不合格であった1回目・2回目の立会いの動画を見ると、有効打突はどのお相手に対しても複数あったように見えましたが、ただ「打って勝って」いるだけに見えました。今回の受審では、先生方の教えやアドバイスを取り入れながら、「勝って打つ」立会いを心がけました。幸いなことに、打つ前の攻めが効いたのか1人目のお相手に対しては出小手で、2人目のお相手に対しては初太刀の面で会心の打突をすることができ、合格に繋がったと思います。
 中学から剣道を始め大学まで続けておりましたが、仕事の関係や他の種目の社会体育に関わったことで23年のブランクがありました。再開した当時はまだ三段で、面もスムーズに着けることができないような有様でした。このような私が六段を頂戴することができたことは、何度も稽古をいただき教えをくださった先生方、稽古で元気をくれた子どもたち、審査に臨む道具について親身になって相談に乗ってくださった泉屋さん、審査に付き合って福岡や京都に来てくれた妻など皆様のお陰です。皆様に感謝して七段審査に向けて、日々精進したいと思います。

六段昇段審査に合格して     
      石 田 隆さん 

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 「始め」・「やめ」・「それまで」立会先生の声が会場に響き渡る。
 一人1分間の2回の実技審査である。会場も静まり全会場での審査が終了した。しばらくして、「各会場の実技審査の合格者を発表します。合格された方は、直ぐに形審査を実施します。」のマイク放送が流れた。
 事務局の担当者2名が合格者の受審番号が記された大きな模造紙を持って足早に迫って来た。受審番号が見えない。「あるか・ないか」運命の時である。   
あった「5△△B」。垂れを見た。同じ番号である。素直に嬉しかった。形審査には自信があった。

 すべての審査を終え、家内に、いの一番に「合格したで!」と電話を入れた。「良かったね。お疲れさん!」この言葉が聞きたかった。

五段昇段から5年間、週3回の稽古に加え、     
・先生の教えを記し、反復稽 古をし、体得させるための 「剣道ノート」
・稽古日以外の「300本素 振り」
・剣道形の「ひとり稽古」
・六段審査動画の視聴による 「見取り審査」
・昇段を目指して等と題した 「書物の判読」
等の重ねた修業期間を経て、今年の4月からその審査の場に立つこと3回目の受審での合格であった。
 私が修業させて頂いている剣道場「紫雲館」の館長は85歳である。20歳から剣道をはじめられ、81歳で七段審査に合格された。
 最近、稽古を終えお礼の挨拶を受けて頂く際、「このごろは、打たれてばかりや、でも、稽古はするよ!!」のお言葉をよく耳にすることがある。
 館長の姿には、ある書物で拝読した全剣連の副会長である福本修二先生の「私は皆さんと稽古をして打たれても、心は打たせない。」のお言葉を思い浮かばせる、その気合・気迫はどこにあるのか。
 正に、生涯剣道として剣道という「道」を歩まれているその姿を範としなければならない。私も、20歳ではじめて竹刀を握り、40歳ころから稽古を再開した。その甲斐があり、この度、お陰さまで六段審査に合格させて頂き、高段者の仲間入りをすることが叶った。
 これからも剣道という「道」を歩む者の一人として、先生をはじめ少年剣士に至るまで「我以外皆師なり」の感謝の心を忘れず、楽しみつつ、六段剣士としての風格、品位向上に努め、生涯剣道を通して、剣道の理念である「剣道は剣の理法の修錬による人間形成の道である。」を少しでも極めたいものである。
 さあ!6年の修業開始だ!!七段審査を楽しみに稽古に精進したい。   感謝