平成30年11月9、10、11日、東京都の東京武道館で行われた第67回全国青年大会に兵庫県代表として我が三木市チーム(監督 松本克基(錬士六段)を筆頭に、先鋒低田 優(四段)、次鋒板垣 諒(四段)、中堅川人優亮(三段)、副将山口直輝(五段)、大将西本英一郎(五段)が出場した。
全国青年大会は、各都道府県の若者たちが日頃取り組んでいるスポーツや文化活動の発表の場として、各都道府県の代表約2,000名の若者が東京に集まり、参加者一人ひとりが日頃の成果を競い合い、連帯や友情を深めあう大会。大会の特徴は、一部の種目をのぞき、国体や国際競技大会などに参加した経験のある人には参加資格がなく、普段は働きながらも、地域で地道にスポーツや文化活動に携わっている若者たちに参加資格があるというところだ。
10日に行われた団体戦は、試合時間が5分、引分けはなく、延長時間は勝負がつくまで無制限で勝者数のみを争ういわゆる「ガチ勝負」の形式。
三木市チームの兵庫県は一回戦で山形県と対戦。やや緊張感を感じる中、先鋒低田粘って延長の末一本勝ち、次鋒板垣の相手は上段、膠着状態からメンを決め一本勝ち。中堅川人は開始早々コテを決めそのまま逃げ切り、前3人で勝負を決めた。対戦相手のレベルが明らかに上がった副将戦。山口はほぼ瞬殺の二本負け。大将西本も全く歯が立たず二本負けを喫するも、チームとしては初勝利を得て二回戦に進出した。各コートの試合内容を見て皆レベルの高さを肌で感じ始めた様子だ。
二回戦は対静岡県。この試合では先鋒から副将まで圧倒的な力の差で敗れたものの、大将西本が最後に意地を見せて一本勝ち。しかしチームは敗戦で、この日はここで終了となった。
翌11日は個人戦で、結果は山口、西本、板垣が一回戦敗退。低田は二回戦敗退、川人が三回戦まで進出したが敗退という結果だった。
どこの県も刑務官、警察官中心のチームが目立ったが、特に神奈川、東京、愛知、大分は強かった。近畿地方からの参加は兵庫と奈良の2県のみだった。