三木市剣道連盟ブログ

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剣道指導者研修会に21名が参加

剣道指導者研修会

 9月4日(日)、三木コミュニティースポーツセンターで、三木市剣道連盟主催「剣道指導者研修会」が、講師に当連盟師範の剣道教士八段・伊藤明裕先生をお迎えし、3年ぶりに開催されました。

 9時40分より受付、10時に開会し、午前に剣道講話、日本剣道形実技指導、午後からは模擬審査、最後に合同稽古という日程で行われました。残念ながら今回は市内高校の剣道部の参加がありませんでしたが、21名の一般会員が参加し、熱心に先生の指導に耳を傾け、自らの力量の向上に励みました。

 講師の伊藤先生は、兵庫県警察にて剣道の特別訓練員、またその指導者としても活躍され、まさに剣道の専門家としての道を歩んでこられた方で、実戦経験も豊富で、高い見識も備えておられることは、皆さんもよくご承知のことかと存じます。

 当日は朝から蒸し暑い日となりました。コロナ感染症対策ならびに熱中症対策として体育館の扉を開け、大型扇風機を回し、換気と空気の循環に努め、併せてスポットクーラーも稼働させておりましたが、じっと立っているだけでも汗が吹き出し、暑さが堪(こた)えてきました。そんな中ではありますが、午前は開会式での神澤会長の挨拶の後、早速に伊藤先生の講話からはじまり、日本剣道形の実技指導を受けました。日本剣道形の太刀7本、小太刀3本を、先生が示範されながら、適宜注意点を的確にご指導いただきました。その中で重要なことは、「打突すべきところを正しく打突することが大切である」ということ、また「稽古する中で不明な点やわからない点は、『剣道形解説書』『講習会資料』をよく読み理解を深め、更に実践していくことが大事であるとのことでした。

 午後からは、昇段審査に向けた模擬審査が行われ、四、五段受審対象者1組、六段受審対象者1組、七段受審対象者2組が各々2回ずつ模擬審査を行い、その都度講評と改善点の指導をしていただき、実技した者はもちろん、その他の参加者も大変勉強になりました。

 その後、皆で合同稽古を行いましたが、伊藤先生はその中でも日本剣道形の実践をされているような、心気力の充実した事理一致の剣を遣われ、一人一人に稽古をつけておられました。稽古を待っている者も食い入るように先生の稽古見つめ、何かを学び取ろうという姿が印象的でした。

 最後に、全員整列し黙想、挨拶の後、小椋副会長の謝辞にて研修会を終了しました。参加者一同今後の剣道修行に向けての学びがあり、充実した研修会となったことと思います。

 蒸し暑い中、午前・午後にわたり丁寧にご指導をいただいた伊藤明裕先生に改めまして感謝を申し上げ、研修会の報告といたします。

          (報告 成人指導部 山下寿久)