感染拡大予防ガイドラインのマスクについて(新たな調査結果を受けて)
6月24日付の全剣連の補足説明を紹介します。
(前略)
2.マスクについて
全剣連は、全剣連ガイドラインにおいて、必ずマスク(以下、面の中で着用するマスクを「面マスク」と総称する)を着用すること、また、面マスクは、呼吸障害を起こさないようにするため、通気性のあるものや、吐息が下部と側方に逃げるものが望ましいとして、一例として手拭いを使用したものをあげました。
しかしながら、面マスクの着用による息苦しさ等から、何人かの方から質問、意見が寄せられました。これらの質問等に対し、令和2年6月8日付「ガイドラインに関する補足説明」を行うと同時に、マスクの着用方法や種類について追加の調査を実施しました。その概要は以下の通りです。
【マスクの着用方法】
上記補足説明で指摘しましたが、面マスク着用の際に、マスクと口の間に少し空間を設けると息苦しさが緩和されます(横から見ると立体的になる)。
今回、追加調査の結果、面マスク着用の際、鼻を出しても入れても飛沫飛散抑制効果にあまり差がありませんでした。したがって、息苦しさを緩和するため、面マスク着用の際、鼻を出して使用することが可能です。
面マスクの布を小さくして口の前にぶらさげるようなものであっても直接に口に触れていれば飛沫飛散防止効果がありました。
【面マスクの種類】
今回新たに、手拭い利用のマスク以外に、種々のマスク(紙マスク、ウレタンマスク、ポリエステルマスク、水着素材で作ったマスク、ランニングマスク;ジョギングで用いられるもの)を調査しましたが、どれも手拭いを利用したマスクより良い飛沫飛散防止効果が得られる傾向がありました。
したがって、みなさんは、手拭いを利用したマスクのみならず、個人に合うマスクを面マスクとして使っていただいてよいかと思います。
なお、ここではマスクとは口の上に接するもののことを指します。面の内側に装着するものは面マスクとはよびません。面の内側に装着するものは、口の上に装着するものに比べて飛沫飛散防止性能が下がる傾向がありましたので、ご注意ください。自分に合った面マスクを選択 し、そして、面マスクと口の間に少し空間を設けたり、鼻を出したり、 あるいは口の前にぶら下げるようにしたり(ただし、口に直接触れてい ることが必要)して息苦しさを少しでも緩和することをお勧めします。 加えて、熱中症対策も忘れないでください。
(下線、赤字 ブログ管理者追加)