令和3年6月26日(土)三木市立三木中学校において、「第67回三木市中学校総合体育大会(以下「総体」)剣道の部」が市内4中学校の選手によって行われました。
昨年度の総体は、新型コロナウィルスの影響で東播大会以上の大会が中止になり、三木市総体のみでしたが、今年は全国大会までつながる予選となります。また、今年度は、コロナ感染対策を講じた競技方法、審判法が適用されることとなりました。特に新たに設けられたルールでは、つばぜり合いの反則が厳格化され、選手にとっても審判にとっても難しい試合運営になりました。
【試合結果・団体戦】
団体戦は、男子が緑が丘中学校と自由が丘中学校が対戦し、緑が丘5名に対し自由が丘は3名と不利な状況の中、緑が丘がオール2本勝ちの5対0で優勝を決めました。
女子は自由が丘中学校が1チームのエントリーのため、東播大会に出場することとなりました。三木市の代表として、上位進出を目指して健闘を祈ります。
【試合結果・個人戦男子の部】
個人戦は、男子10名、女子13名、計23名が参加し、男女ともに予選リーグ決勝トーナメント方式で試合が行われました。
男子は、緑が丘中学校が圧倒的な強さで登録選手6名すべてが決勝トーナメントに進出しました。
決勝戦の山田慧士選手と松田虎之助選手の試合は、2分刻みの延長戦の4回目でお互いが捨て身の相面(あいめん)を打ち、わずかに山田選手の打突が早く勝利しました。 結果は、優勝・山田慧士(緑が丘中)、準優勝・松田虎之助 (緑が丘中)、3位・有延俊稀(緑が丘中)、角石流侍(緑が丘中)となりました。
【試合結果・個人戦女子の部】
女子の決勝戦は、3年の小林奈央選手(三木東中)と同じく3年の中山玲奈選手(緑が丘中)の対戦となり、1年生の新人大会から4回連続の決勝戦の対戦となりました。男子個人決勝戦と同様に延長戦となり、小林選手の攻めに対して中山選手が面を打ったところを見事に出ばな小手で一本取りました。結果は、優勝・小林奈央(三木東中)、準優勝・中山玲奈(緑が丘中)、3位・小渕さくら(緑が丘中)、藤原一華(三木東中)となりました。
個人戦の東播大会出場者も三木市の代表として、素晴らしい試合をしてくれることを期待しています。
【審判長講評】
閉会式の審判長講評では、三木市剣道連盟の大柴敏昭審判長が、「個人戦の決勝トーナメントの試合からは、動きの良い充実した試合が見られるようになった。また、つばぜり合いから離れるとき、お互いが気を合わせてつばぜり合いを解消することが大切だ」と話してくださいました。東播大会に向けて、つばぜり合いの解消のしかたにも慣れ、反則を取られることのないよう努めてほしいと思います。
最後に、当日急遽審判をしていただいた先生方、また、試合運営や飲み物等の接待、会場の後片づけ等々のお手伝をいいただいた保護者の方々、本当にありがとうございました。 (報告 波田幸信)